元寇襲来
   時の中国は元(蒙古)が勢力拡大を続けていた。勢力圏拡大を更に考える皇帝フビライ・ハンは日本にも属国になるよう使者を使わした。日本の政権北条時宗は偵察を兼ねる使者を切り捨ててしまった。怒ったハンは2度に渡る大軍を日本に送った。日本の兵法は『やあやあ、我こそは○○の○○である。いざ、かかって参れ。』の一騎打ちであった。世界の兵法と掛け離れた様子は敵方には笑いに写った。が、2度共に偶然起きた強風により元の軍船はことごとく沈没し、この奇跡的な風により日本は中国の支配から免れた。捕虜として捕えられた男女住民は逃げられないよう手平に穴を開けられ、穴にひもを通されて家畜同然のように中国へ連れ去られた。ハンは死ぬまで日本を支配圏に入れる野望を捨てなかった。

   時代は移っても中国の軍閥主義は変わっていない。そして、今の軍船は台風ではビクともしない。日本は神に守られていると信じたかったが、不幸にも2度の原爆を受けて終戦した。

   『我が国は世界で唯一の原爆被爆国である。だから、核は作らない、持たない、持ち込まないの非核三原則を固持します。』

これは民主党鳩山の胸を張って述べた国連演説である。私は見ていて胸の痛む思いがした。中国はさぞ、笑ったか喜んだであろう。他の国々も異質に写ったに違いない。日本はどこの国よりも核応止力について敏感であらねばならないのは当然の事である。終戦当時は原爆保有国はアメリカ一国であった。今や日本の周りは原爆保有国がゴロゴロしている。ごろつき国も核を持つ時代に入った。非核三原則が核応止力になるのか考えねば、3度目の原爆を受け、国民を犠牲にしてしまう。我々と考えの異なる外国を相手にした現実的な核応止力について考えねばならない・・・広島・長崎の被爆された方々の心情は分かるが、いつまでもだだをこねてはいられない。
力の背景のない北方領土交渉なんてロシアには鼻から相手にされない。北朝鮮にも相手にされていない。力を持たない政治交渉なんて、びっこが戦場に向かうようなものだ。国連常任理事国入りなんてまったくナンセンスで、お荷物となる事を知るべきである。
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